居酒屋のメニューでひときわ存在感を放つ「赤星」。レトロなラベルに惹かれて注文しようとしたとき、「これ、あかほし?それともあかぼし?」と読み方に迷ってしまった経験はありませんか?通ぶって注文したいけれど、読み間違えて恥をかくのは避けたいものです。

ビールの赤星って「あかほし」と「あかぼし」、どちらが正しい読み方なのでしょうか?

一般的には「あかぼし」と読むのが通な呼び方です。この記事では、正式名称の由来や黒ラベルとの違いまで詳しく解説します。
この記事のポイント
● 最も一般的で通じる読み方は「あかぼし」
● 正式名称は「サッポロラガービール」であり、日本最古のビールブランド
● 赤星(熱処理)と黒ラベル(生ビール)は製法と味わいが明確に違う
目次
ビール【赤星】の読み方と正式名称を完全解説
「赤星」という呼び名は、あくまで愛称として広まったものです。しかし、愛称だからこそ「正しい読み方」の定義が曖昧になりがちで、多くの人を悩ませています。ここでは、実際にオーダーする際に最も適切な読み方と、なぜそのように呼ばれるようになったのか、その背景にある歴史を紐解いていきます。
あかほし?あかぼし?どっちが正しい読み方?
最も推奨される読み方は「あかぼし」です。これはロゴやプロモーション素材のローマ字表記が「Akaboshi」であることからも裏付けられており、長年の赤星ファンや飲食店関係者もこの呼び方を定着させてきました。
日本語には、二つの言葉が結びついたときに後ろの言葉の語頭が濁る「連濁(れんだく)」という現象があります。「流れ星(ながれぼし)」「勝ち星(かちぼし)」のように「星(ほし)」は連濁して「ぼし」になるのが自然です。「赤星」も同様に「あかぼし」と読むのが多数派であり、飲食店でもスムーズに通じます。「あかほし」と読んでも意味は通じますが、「あかぼし」をおすすめする理由は以下の3点です。
● ファンの間での定着度:長年の赤星ファンや飲食店の常連客の多くは「あかぼし」と呼んでおり、この響きに強い愛着を持っています。2026年5月発売の限定缶でもブランド名の普及に力が入っています。
● 公式キャンペーン等の表記:過去のプロモーションやSNSのハッシュタグなどで、ローマ字表記として「Akaboshi」が使われるケースが見受けられます。
● 語呂の良さ:注文時に「瓶ビール、赤星(あかぼし)で」と伝えたほうが、音が力強く、ビールの重厚なイメージとマッチします。
どちらでも日本語としては成立しますが、「あかぼし」と呼ぶ方が、このビールの歴史や雰囲気をより深く理解している「通」な印象を与えられます。迷ったら自信を持って「あかぼし」と発音してみてください。
サッポロ赤星の正式名称は?ラガービールとの関係
「赤星」は愛称であり、正式名称は「サッポロラガービール」です。1877年(明治10年)、サッポロビールの前身である開拓使麦酒醸造所が「冷製札幌ビール」として発売したのが始まりで、現存する日本最古のビールブランドとして知られています。2026年時点で約149年の歴史を持つことになります。
ボトルの中央に大きく輝く赤い星(五稜星)がシンボルであることから、ファンや飲食店関係者の間で自然発生的に「赤星」と呼ばれるようになりました。ラベルデザインは時代とともに微調整されていますが、その象徴である「赤い星」は発売当初から一貫して受け継がれています。正式名称「サッポロラガービール」よりも愛称「赤星」の方が有名になってしまったという、非常に珍しいビールです。
ビールの赤星はなぜ赤星と呼ばれるようになったのか?
赤い星のデザインは、北海道開拓使のシンボルマーク「五稜星(ごりょうせい)」に由来します。明治政府が北海道の開拓を進めるにあたり、その旗印として採用した赤い五稜星を、開拓使麦酒醸造所で作るビールにも刻印したのが始まりです。
この赤い星は北極星を象ったものとされており、「未開の地を切り拓く指針」というメッセージが込められています。また、1888年にはドイツ人技術者の指導のもとで「熱処理」製法を導入し、当時としては画期的な長期保存・長距離輸送を実現しました。つまり「赤星」という呼び名は単なるデザイン上の特徴ではなく、日本のビール造りの夜明けと北海道開拓という歴史的挑戦を体現した名称なのです。
この歴史的な背景については、サッポロビールの公式サイトでも詳しく紹介されており、ブランドの誇りとして語り継がれています。
瓶ビールやサッポロラガービールとしての呼び方
飲食店のメニューに「赤星」と書かれていなくても、「瓶ビール(サッポロ)」「サッポロラガー」と記載されていれば、中身は同じ赤星であることがほとんどです。特に老舗の大衆酒場では、「瓶ビール」と注文すると自動的にサッポロラガービールが出てくる店が多くあります。
これは、赤星が長年にわたって飲食店限定で卸されてきた経緯があるためです。昔ながらの居酒屋や焼き鳥屋では「瓶ビールといえば赤星」という文化が深く根付いており、2025年の缶販売実績が前年比121%増と好調であることからも、近年は一般家庭への普及も着実に進んでいます。「赤星一本」と声をかけるだけで、そのお店の常連として認められるような空気が生まれることもあります。

居酒屋でアルバイトをしていたころ、お客様から「あかぼしちょうだい」と注文を受けることが多く、自然とその呼び方が耳に馴染みました。赤星を愛飲されるお客様は、ビールへのこだわりをお持ちの方が多い印象でした。
ビール【赤星】の読み方以外に知っておきたい豆知識
読み方と歴史を押さえたところで、さらに一歩踏み込んだ「赤星の豆知識」を紹介します。飲み会の席でちょっとした話のネタになるような、味の違いや人気の理由、購入方法などをまとめました。特に「黒ラベル」との製法の違いは、赤星の味わいを深く楽しむための重要な知識です。
サッポロラガー赤星と黒星の違いは何ですか?味や値段
赤星(サッポロラガービール)と黒星(黒ラベル)の最大の違いは「熱処理をしているか否か」という製法の差にあります。両者ともアルコール度数5%で、原材料も麦芽・ホップ・米・コーン・スターチと同一ですが、この製法の違いが味わいに大きな差を生みます。
| 比較項目 | 赤星(サッポロラガー) | 黒星(黒ラベル) |
|---|---|---|
| 製法 | 熱処理ビール(約60℃で30分加熱) | 生ビール(非熱処理・濾過) |
| 味わい | 厚みのある苦味、どっしりとした重厚感 | すっきりクリーミー、麦の旨み |
| 特徴 | 1877年から続く日本最古の伝統製法 | 「旨さ長持ち麦芽」を使用 |
現在、日本で流通しているビールのほとんどは酵母を濾過して取り除く「生ビール」です。黒ラベルもこれに該当し、フレッシュでバランスが良い飲みやすさが魅力です。一方、赤星は約60℃で30分間加熱する熱処理によって酵母を止めており、その過程で生まれる独特のコクと苦味が特徴です。値段はどちらも飲食店・販売店によって異なりますが、同価格帯で提供されることが多く、このクオリティで比較できるのが嬉しいところです。
赤星ビールはなぜ人気?「うまい」と言われる理由
赤星が「うまい」と評され、熱狂的なファンを持つ最大の理由は「変わらない味わい」にあります。近年はフルーティーなクラフトビールや、キレを重視したビールが流行していますが、赤星はその対極にいます。1877年以来、熱処理製法を守り続けることで生まれる「ガツンとくる苦味と麦本来の旨み」は、145年以上のファンが支持してきた確かな品質です。
また、食事との相性が抜群に良いことも人気の理由です。特に焼き鳥・煮込み・餃子といった、味が濃いめの居酒屋料理と合わせると、赤星の程よい苦味が口の中をリセットしてくれます。実際に私が赤星と焼き鳥を合わせたとき、どっしりとした麦の風味が濃口のたれの甘辛さを引き立て、「何杯でも飲めそう」と感じました。「とりあえずビール」ではなく「この料理には赤星じゃなきゃ」と思わせる力強さが、長年愛され続ける理由です。2025年の販売量が前年比121%増という好調ぶりも、その証明といえます。
赤星ビールは珍しい?どこで買えるか調査
サッポロラガービール(赤星)は基本的に「業務用(飲食店向け)」がメインの商品であるため、一般的なスーパーやコンビニでは常時見かけることは少ない傾向にあります。しかし、以下の方法で入手できます。
● 地域の酒屋さん:飲食店への卸を行っている酒販店では、個人向けに瓶ビール(大瓶633ml・中瓶500ml)を販売していることが多いです。
● 大型スーパーの酒類コーナー:品揃えが豊富なイオンや西友の酒コーナーでは、瓶ビールが常設されていることがあります。
● 期間限定の缶ビール:2026年5月19日にも数量限定で350ml缶・500ml缶が全国発売予定です。この時期はコンビニやスーパーで入手可能になります。毎年春〜夏に限定発売されるため、タイミングを逃さずチェックしてください。
● 通販:AmazonやRakutenでケース単位での購入が可能です。特に確実に入手したい場合は通販が最も安定しています。
瓶ビールとしての赤星は少し珍しい存在かもしれませんが、酒屋さんを巡って見つけたときの喜びもまた、赤星ファンの楽しみの一つです。ぜひ焼き鳥屋か煮込みの店に持ち込んで味わってみてください。
まとめ:ビール【赤星】の読み方と愛される理由
この記事では、サッポロラガービール、通称「赤星」について、読み方から歴史、味わいの特徴まで詳しく解説してきました。 最後に改めて要点を整理します。● 読み方:「あかぼし」と読むのが一般的で通な呼び方。
● 正式名称:「サッポロラガービール」。1877年発売の日本最古のビールブランド。
● 味の特徴:熱処理ならではの厚みのある苦味と重厚感。アルコール度数5%。
● 入手方法:基本は飲食店向けだが、酒屋・大型スーパー・限定発売の缶(毎年春〜夏)・通販で購入可能。

